不整脈の診断・治療に関連性の高い基礎医学の知識を、イメージしやすい図を駆使し、できるだけ平易に解説。前半(総論)で、基本となる心臓電気生理と不整脈の病態生理・薬理について、臨床に関連づけて明快に解説する。後半(各論)では、最近の臨床的なトピックスとなっている不整脈とその治療法について、遺伝子・分子・細胞レベルでの知見をもとにわかりやすく整理。教科書ではわからなかった「不整脈の基礎」がわかる、革新的テキスト。
Part Ⅰ 総 論─教科書がもっとよく理解できる不整脈の基礎─
A. 心臓電気生理の基礎知識
B. 不整脈の理解に必要なシグナル伝達系
C. 不整脈の発生メカニズム
D. 抗不整脈薬
Part Ⅱ 各 論─ 臨床トピックスの一歩先をいく不整脈の基礎:臨床の基盤になる分子・細胞生理学─
A. 心房細動
B. WPW症候群
C. 心不全と不整脈
D. 心筋梗塞と不整脈
E. Brugada症候群
F. . QT延長症候群
G. カテコラミン誘発性多形性心室頻拍
H. 右室流出路由来の不整脈
I. Purkinje不整脈
J. アブレーション,デバイス治療と抗不整脈薬