本書は麻酔の発見から、麻酔科学として確立するまでを描き、その後、麻酔がいかにしてキリスト教社会に受け入れられ、「西洋人の痛みに関する理解がどのように変わっていったか」が語られる。今我々にとって当たり前であることが、ほんの150年前までは決して当たり前ではなかった。当たり前でなかった時代を知ることは,医学を学ぶうえでの“謙虚さ”を持つためにも重要である。本書は医学生、麻酔科研修医に贈る、臨床医、麻酔専門医になるための“一般教養の書”である。LiSAの人気連載コンテンツ、ここに全文完結!
謝辞
序文
第1章 夜明け前
第2章 発 見
第3章 普 及
第4章 無痛分娩
第5章 戦場にて
第6章 クロロホルムと犯罪
第7章 変わりゆく痛みの理解
第8章 二十世紀へ、そして未来へ
監修者あとがき
参考文献
図版出典
索引
2013-07-24
引用文献
「我らに麻酔の祝福あれ--人は痛みとどう向きあってきたか--」をご購読いただきまして誠にありがとうございます。編集過程のミスにより,本来254ページと255ページの間に挿入するべき「引用文献」が脱落しておりました。ここにPDFにて掲載するとともに,執筆者様と読者の方々に深くお詫びいたします。
すでに本書をお持ちの方には,「引用文献」の追補版をお送り致します。恐れ入りますが,「お問い合わせフォーム」にてご連絡くださいますようお願い申し上げます。