INTENSIVIST(インテンシヴィスト) 2014年1号

特集:疼痛・興奮・譫妄
  • 「世界標準の集中治療を誰にでもわかりやすく」をコンセプトに、若手医師の育成や情報交換を目的として発足した「日本集中治療教育研究会」(Japanese Society of Education for Physicians and Trainees in Intensive Care=JSEPTIC)の活動をベースに、年4回発行。

  • 毎号1つのテーマを決め、最新のエビデンスに基づいて、現在わかっていること/わかっていないことを検証、徹底的に解説。施設ごとに異なる診療を見直し、これからの集中治療のスタンダードを提示する。

  • 重症患者の治療にあたる医師として最低限必要な知識を手中に収めるべく、テーマは集中治療にとどまらず、内科、呼吸器、救急、麻酔、循環器にまで及び、ジェネラリストとしてのインテンシヴィストを追求する。

  • 集中治療専門医、それを目指す若手医師をはじめ、専門ナース、臨床工学技士、さらには各科臨床医に対し、集中治療を体系的に語り、議論し、意見交換ができる共通の場(=アゴラ)を提供する。











JSEPTIC ホームページ

特定非営利法人 日本集中治療教育研究会
¥5,060 税込
■責任編集 林 淑朗:鉄蕉会亀田総合病院 集中治療科/The University of Queensland, Centre for Clinical Research 讃井 將満:自治医科大学附属さいたま医療センター 集中治療部
ISBN
978-4-89592-973-8
刊行年月
2014/1/1
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特集
疼痛・興奮・譫妄

〔責任編集〕
林 淑朗:鉄蕉会亀田総合病院 集中治療科/
    The University of Queensland, Centre for Clinical Research
讃井 將満:自治医科大学附属さいたま医療センター 集中治療部

1. Clinical practice guidelines for the management of pain, agitation, and delirium in adult patients in the intensive care unitの概要
  尾上 卓也 鉄蕉会亀田総合病院 集中治療科
  林 淑朗 鉄蕉会亀田総合病院 集中治療科/
      The University of Queensland, Centre for Clinical Research

【コラム】 Japanese PAD(J-PAD)ガイドラインとは:その作成目的と課題
  布宮 伸 自治医科大学 麻酔科学・集中治療医学講座 集中治療医学部門

2. 痛み・不穏・せん妄の評価法:ガイドラインでの推奨の根拠と現場使用におけるコツ
  鶴田 良介 山口大学医学部附属病院 先進救急医療センター/
       山口大学大学院医学系研究科 救急・生体侵襲制御医学分野

3. 疼痛,興奮,譫妄に用いる薬物の薬理学:それぞれの薬物を有効に使用するために
  鈴木 武志 慶應義塾大学医学部 麻酔学教室

4. 集中治療患者の痛みの疫学:痛みの認知とコントロールに向けて
  江木 盛時 岡山大学病院 集中治療部

5. ICUにおける痛みの治療:まずは,オピオイドによる鎮痛を
  井上 莊一郎・竹内 護 自治医科大学 麻酔科学・集中治療医学講座

6. 浅い鎮静を:その有効性と問題点
  井上 茂亮 東海大学医学部外科学系 救命救急医学/東海大学 創造科学技術研究機構医学部門

7. デクスメデトミジンはそんなによいのか?:その有用性に根拠はあるか
  岩井 健一 東京慈恵会医科大学葛飾医療センター 麻酔部
  讃井 將満 自治医科大学附属さいたま医療センター 集中治療部

【コラム】 ベンゾジアゼピンはそんなに悪いのか:エビデンスから考えるその善し悪し
  滝本 浩平 大阪大学医学部附属病院 集中治療部
  讃井 將満

8. 譫妄の発症メカニズム:危険因子,予防法
  藤澤 美智子・武居 哲洋 横浜市立みなと赤十字病院 集中治療部

9. 集中治療における譫妄の疫学:ICUという環境が発症率を高めるのか?
  片岡 惇 武蔵野赤十字病院 救命救急センター
  安田 英人 鉄蕉会亀田総合病院 集中治療科

10. ハロペリドールは譫妄に効くのか?
  徳永 英彦 練馬光が丘病院 総合診療科
  藤谷 茂樹 東京ベイ・浦安市川医療センター/聖マリアンナ医科大学 救急医学

【コラム】 抑制:その実施を正当化するエビデンスはあるのか
  河野 真二・内野 滋彦 東京慈恵会医科大学 麻酔科 集中治療部

【コラム】 ICU環境と譫妄:睡眠改善と譫妄予防に向けての検討
  安田 英人

【コラム】 ICUにおける睡眠障害
  讃井 將満

【コラム】The Future of Analgesia, Sedation, and Delirium Practices in the ICU
  Mayur B. Patel Department of Veterans Affairs, Tennessee Valley Healthcare System, Division of Trauma and Surgical Critical Care, Department of Surgery, Vanderbilt University Medical Center
  Pratik P. Pandharipande Department of Veterans Affairs, Tennessee Valley Healthcare System, Division of Critical Care, Department of Anesthesiology, Vanderbilt University Medical Center

モデルケース:この患者をどう管理する:私のストラテジーをお教えします
 回答1:意識下挿管を行い,鎮静よりも鎮痛を積極的に行い,早い段階での抜管を目指す
  今泉 均・数馬 聡・升田 好樹 札幌医科大学医学部 集中治療医学
 回答2:躊躇わずに筋弛緩薬を用いて徹底して肺を守り,病態改善後はすみやかに浅鎮静を目指す
  板垣 大雅・西村 匡司 徳島大学病院 救急集中治療部
 回答3:筋弛緩薬や鎮静薬の使用はできるだけ避け,自発呼吸を温存しつつ挿管し,
 早期から理学療法を行う
  毛利 英之 自治医科大学附属さいたま医療センター 集中治療部

11. 「特集 疼痛・興奮・譫妄」解説:ガイドラインの功罪と臨床家としての態度
  讃井 將満

連載
Lefor’s Corner 
第10回:Ventilator Management:Part VI. Ventilator-Associated Pneumonia
  Alan T. Lefor Department of Surgery, Jichi Medical University

え?知らないの? IABPの使い方
  髙橋 由典 杏林大学医学部付属病院 臨床工学室

集中治療に関する最新厳選20論文
  柳井 真知 聖マリアンナ医科大学 救急医学
  藤谷 茂樹 

JSEPTIC-CTG活動報告 
第5回:Neuromuscular Pathology In Critically Ill Patients:An Autopsy Study “NECROPSY Study”
  畠山 淳司・武居 哲洋 横浜市立みなと赤十字病院 集中治療部

JSEPTIC簡単アンケート 
第11回:ICUでのルーチンpart 2,Non-Occlusive Mesenteric Ischemia(NOMI)の集中治療管理,水分バランスの計算法と体重測定の方法
  笹渕 裕介 東京大学大学院 医学系研究科

2014-07-17

p135 右段1~17 行目

第21号の以下の箇所に誤りがございました。
ここにお詫びして訂正いたします。
・135 ページ 右段1~17 行目の文章は誤りで,正しくは以下のとおりとなります。

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