INTENSIVIST(インテンシヴィスト) 2015年3号

特集:内分泌・代謝・電解質
  • 「世界標準の集中治療を誰にでもわかりやすく」をコンセプトに、若手医師の育成や情報交換を目的として発足した「日本集中治療教育研究会」(Japanese Society of Education for Physicians and Trainees in Intensive Care=JSEPTIC)の活動をベースに、年4回発行。
  • 毎号1つのテーマを決め、最新のエビデンスに基づいて、現在わかっていること/わかっていないことを検証、徹底的に解説。施設ごとに異なる診療を見直し、これからの集中治療のスタンダードを提示する。

  • 重症患者の治療にあたる医師として最低限必要な知識を手中に収めるべく、テーマは集中治療にとどまらず、内科、呼吸器、救急、麻酔、循環器にまで及び、ジェネラリストとしてのインテンシヴィストを追求する。

  • 集中治療専門医、それを目指す若手医師をはじめ、専門ナース、臨床工学技士、さらには各科臨床医に対し、集中治療を体系的に語り、議論し、意見交換ができる共通の場(=アゴラ)を提供する。











JSEPTIC ホームページ

特定非営利法人 日本集中治療教育研究会
¥5,060 税込
責任編集: 植西憲達 藤田保健衛生大学 救急総合内科 真弓俊彦 産業医科大学 救急医学講座
ISBN
978-4-89592-979-0
刊行年月
2015/7/31
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診断力が試される内分泌緊急症:
Thomas Addisonはなにを教えてくれるか?
 植西 憲達 藤田保健衛生大学 救急総合内科

1. 代謝性アシドーシス:原因の診断と治療
 藤井 智子 東京慈恵会医科大学 麻酔科 集中治療部/京都大学大学院医学研究科 健康要因学講座 疫学・予防医療学分野

2. 代謝性アルカローシス:原因の診断と治療
 北村 浩一 練馬光が丘病院 総合診療科
 藤谷 茂樹 東京ベイ・浦安市川医療センター/聖マリアンナ医科大学 救急医学

【コラム】Stewart approach:その考え方と有用性
 宮内 隆政 聖路加国際病院 腎臓内科
 藤谷 茂樹

3. 低ナトリウム血症:診断と治療のエビデンス
 植西 憲達 

4. 高ナトリウム血症:
 医原性発症を避けるマネジメントと発症後の早期介入が大切
 山本 良平・笹野 幹雄 鉄蕉会亀田総合病院 集中治療科
 林 淑朗 鉄蕉会亀田総合病院 集中治療科/The University of Queensland, Centre for Clinical Research

5. 低カリウム血症:日常臨床で遭遇する諸問題をめぐって
 早瀨 直樹 東京大学大学院医学系研究科 外科学専攻医学博士課程 救急医学

6. カルシウムの異常:積極的にモニタリング・鑑別を行い,介入を検討する
 道家 智仁 名古屋大学医学部 腎臓内科学
 林 宏樹 藤田保健衛生大学医学部 腎内科学

7. マグネシウムの異常:
 マグネシウムの欠乏とさまざまな疾患・病態に対するマグネシウム製剤の使い方
 蒲地 正幸・相原 啓二 産業医科大学病院 集中治療部

8. 低リン血症:リン補充開始基準,補充方法とRefeeding症候群
 持田 泰寛・大竹 剛靖・小林 修三 湘南鎌倉総合病院 腎臓病総合医療センター 腎免疫血管内科

9. 糖尿病性ケトアシドーシス,高浸透圧性高血糖症候群:
 脳浮腫や低カリウム血症をきたさない適切な治療とは
 上田 剛士 洛和会丸太町病院 救急・総合診療科

【コラム】低血糖性脳症:予後の予測は可能か
 植西 憲達

【コラム】アルコール性ケトアシドーシス:いまだ謎多き疾患
 武居 哲洋 横浜市立みなと赤十字病院 集中治療部

10. 甲状腺クリーゼ:極期を乗り切り,甲状腺疾患の治療につなげる
 栗山 明 倉敷中央病院 総合診療科

11. 粘液水腫性クリーゼ:早期の診断・治療で予後を改善する
 神宮司 成弘 藤田保健衛生大学 救急総合内科

【コラム】集中治療における薬剤性内分泌系副作用
 前田 幹広 聖マリアンナ医科大学病院 薬剤部

【コラム】nonthyroidal illness:真の甲状腺機能異常との鑑別と治療介入
 竹内 元規 藤田保健衛生大学 救急総合内科

12. 副腎不全:非特異的な症状からどのように診断するか
 高岸 勝繁 金井病院 総合診療科
 植西 憲達

【コラム】ステロイドカバー:ステロイド内服者の重症化時対応
 綿貫 聡 東京都立多摩総合医療センター 救急・総合診療センター

13. 褐色細胞腫:ER・ICUにおける診断と治療
 大楠 崇浩 大阪警察病院 ER・総合診療センター

連載
■Lefor’s Corner
 第17回:Vasoactive Drugs Part VI. Phenylephrine
 Alan T. Lefor Department of Surgery, Jichi Medical University

■え?知らないの?体温管理療法デバイスの種類と特徴
 山香 修 久留米大学病院 臨床工学センター

■米国ICUフェローからのメッセージ
 第25回:[Effective Medical Creation]
 私が米国のICUで学んだこと:チーム医療の大切さ
 集中治療医学/呼吸器内科学主任教授からのメッセージ
 重光 秀信 Division of Pulmonary & Critical Care Medicine, University of Nevada School of Medicine

■集中治療に関する最新厳選20論文
 柳井 真知 聖マリアンナ医科大学 救急医学
 藤谷 茂樹 東京ベイ・浦安市川医療センター/聖マリアンナ医科大学 救急医学

■【特別寄稿】
 tele-ICUとは その1:米国tele-ICU施設見学
 本澤 大志 武蔵野赤十字病院 救命救急センター
 安田 英人 武蔵野赤十字病院 救命救急センター/鉄蕉会亀田総合病院 集中治療科
 讃井 將満 自治医科大学附属さいたま医療センター 麻酔科・集中治療部

■JSEPTIC簡単アンケート
 第17回:看護師が実施可能となる特定行為について
 笹渕 裕介 東京大学大学院 医学系研究科

2016-05-09

p481 表2 「循環血液量低下の状態」の行

(誤)①0.9%食塩液や他の細胞外液製剤を0.5〜1.9mL/kg/hr
(正)①0.9%食塩液や他の細胞外液製剤を0.5〜1.0mL/kg/hr

2015-09-10

p506 図3 中央の四角内

(誤)
TTKG>3.0
尿中K/Cr>2.5mEq/g Cr
(正)
TTKG>3.0
尿中K/Cr>22mEq/g Cr

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