INTENSIVIST(インテンシヴィスト) 2009年2号

特集:Sepsis
  • 「世界標準の集中治療を誰にでもわかりやすく」をコンセプトに、若手医師の育成や情報交換を目的として発足した「日本集中治療教育研究 会」(Japanese Society of Education for Physicians and Trainees in Intensive Care=JSEPTIC)の活動をベースに、年4回発行。
  • 各施設独自の「自己流」の診療を見直し、世界標準の集中治療を理解し実践するための情報を提示する。
  • 本誌が目指すのはCritically ill patientを中心に据え、さまざまな分野からのアプローチによりCritically illの立体像を描き出そうという挑戦的な試み。

  • 重症患者の治療にあたる医師として最低限必要な知識を手中に収めるべく、テーマは集中治療にとどまらず、内科、呼吸器、救急、麻酔、循環器にまで及び、ジェネラリストとしてのインテンシヴィストを追求する。

  • 集中治療専門医、それを目指す若手医師をはじめ、専門ナース、各科臨床医に対し、集中治療を体系的に語り、議論し、意見交換ができる共通の場(=アゴラ)を提供する。

¥5,060 税込
ISBN
978-4-89592-592-1
刊行年月
2009/4/1
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1. sepsisの定義:定義の変遷の再確認と早期診断の可能性について
聖マリアンナ医科大学 救急医学 森澤 健一郎・藤谷 茂樹

2. Surviving Sepsis Campaign 2008:サマリーと主な変更点
東京大学医学部附属病院 救急部集中治療部 山口 大介

3. sepsisの病態生理総論:Alert cell strategy for severe sepsis
京都大学大学院 医学研究科 初期診療・救急医学分野 松田 直之

4. 病態生理各論
(1)sepsisと遺伝的素因(sepsis and genetic predisposition)
京都第一赤十字病院 麻酔科 佐和 貞治

(2)炎症の制御はどのように行われているのか?
University of Missouri呼吸集中治療内科 大庭祐二

(3)sepsis発症におけるパターン認識受容体(PRR)の役割
大阪大学 免疫学フロンティア研究センター 自然免疫学研究室 熊谷 雄太郎・審良 静夫

(4)HMGB-1の役割
信州大学大学院 循環器病態学分野/自治医科大学 分子病態治療研究センター 高橋 将文

(5)一酸化窒素(NO)とsepsis
東京大学医学部 麻酔学教室 張 京浩

5. 疫学的アプローチ:頻度,原因菌,感染源,予後
国立感染症研究所 細菌第二部 山根 一和

6. 末梢循環不全とearly goal-directed therapy(EGDT)
聖マリアンナ医科大学 救急医学 平 泰彦

7. sepsisと凝固異常:抗凝固療法を中心に
自治医科大学さいたま医療センター麻酔科・集中治療部 讃井將満

8. 薬物療法/抗菌薬を除く
(1)sepsisとステロイド
聖マリアンナ医科大学 救急医学 柳井 真知・藤谷 茂樹

(2)sepsisと免疫グロブリン製剤
聖マリアンナ医科大学 救急医学 柳井 真知・藤谷 茂樹

(3)輸液製剤,輸血,血糖コントロール
松江赤十字病院 麻酔科・集中治療室 橋本 圭司

9. 感染源コントロールと抗菌薬治療 
University of Queensland Centre for Clinical Research 林 淑朗

10. sepsisの画像診断:適切な診断プロセスへ
聖マリアンナ医科大学 救急医学 山下 寛高・松本 純一

11. sepsis患者のモニタリング:
sepsisに対する肺動脈カテーテルの使用とgoal-directed therapy
京都府立医科大学 麻酔科・集中治療部 橋本 悟

12. sepsis患者のモニタリングと昇圧薬
東京女子医科大学 麻酔科学教室・集中治療室 佐藤 庸子・小谷 透

【コラム】sepsisにおける血圧のコントロール:
MAP 65 mmHg以上のエビデンスと血管作動薬のエビデンス
藤谷 茂樹

13. 急性血液浄化法によるサイトカイン吸着をめぐって:CRRTとPMX-DHPを中心に
和歌山県立医科大学 救急集中治療部・救命救急センター 中 敏夫

14. 小児severe sepsis/septic shock:その治療戦略
京都府立医科大学 集中治療部・感染対策部 志馬 伸朗

15. sepsisにおける栄養管理
沖縄県立八重山病院 外科 松浦 謙二

16. 「特集Sepsis」解説:何がどこまで解明されているかの確認を!
藤谷 茂樹

連載企画
◎ 八雲立つ不思議の国な,ICU

第2回:恥を知れ!
松江赤十字病院麻酔科・集中治療室 橋本圭司

◎ 集中治療室目安箱:ナース/ME,私の言い分
第2回:集中治療室をわたり歩いて気づく
当たり前のことが当たり前にできないということ
大学付属病院高度救命救急センター 看護師 松元 遙(仮名)

◎ 米国ICUフェローからのメッセージ
第2回:ICUにおけるプロトコールの普及
University of Minnesota呼吸器内科・集中治療内科 永松 聡一郎

◎ M&Mケースファイル
第2回:開心術後早期の敗血症
JSEPTIC(日本集中治療教育研究会)

◎ 集中治療に関する最新厳選20論文
信州大学医学部 麻酔蘇生学 柴田 純平

◎ 日本集中治療教育研究会(JSEPTIC) FCCSコース:日本コースを開催して
大阪市立総合医療センター 集中治療部(兵庫医科大学 集中治療医学教室) 安宅 一晃

◎ 第1回FCCS体験記
(1)テキストを翻訳し,受講し,講義して思ったこと
東海大学医学部 総合内科 柳 秀高

(2)日本開催コースを受講して
静岡県立県西部浜松医療センター 救急科 佐々木 俊哉

次号目次

2011-11-15

378ページ 画面下 表1

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正誤表(誤)

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