INTENSIVIST(インテンシヴィスト) 2011年2号

特集:モニター

  • 「世界標準の集中治療を誰にでもわかりやすく」をコンセプトに、若手医師の育成や情報交換を目的として発足した「日本集中治療教育研究会」(Japanese Society of Education for Physicians and Trainees in Intensive Care=JSEPTIC)の活動をベースに、年4回発行。

  • 毎号1つのテーマを決め、最新のエビデンスに基づいて、現在わかっていること/わかっていないことを検証、徹底的に解説。施設ごとに異なる診療を見直し、これからの集中治療のスタンダードを提示する。

  • 重症患者の治療にあたる医師として最低限必要な知識を手中に収めるべく、テーマは集中治療にとどまらず、内科、呼吸器、救急、麻酔、循環器にまで及び、ジェネラリストとしてのインテンシヴィストを追求する。

  • 集中治療専門医、それを目指す若手医師をはじめ、専門ナース、臨床工学技士、さらには各科臨床医に対し、集中治療を体系的に語り、議論し、意見交換ができる共通の場(=アゴラ)を提供する。

¥5,060 税込
ISBN
978-4-89592-962-2
定価
¥5,060 税込
刊行年月
2011/4/1
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<特集・モニター>
1. はじめに
橋本 悟 京都府立医科大学 麻酔科・集中治療部

2. ICUモニター考:
モニターは治療の道具ではない。モニターとはさみは使いよう
橋本 悟

3. “Crying Wolf”:アラームは敵か味方か?
石川 淳哉 横須賀共済病院 救命救急センター

【コラム】生体情報モニターのアラームをどれだけ信頼する?
谷本 千恵 徳島県立三好病院 看護局
川久保 芳文 徳島県立三好病院 臨床工学科

4. 記録の保持:医療記録の適切な取り扱いのために
澤 智博 帝京大学医学部 麻酔科学講座/帝京大学医療情報システム研究センター

5. 肺動脈カテーテル(PAC):
その仕組みと原理,歴史的変遷と問題点
澤村 匡史 済生会熊本病院 心臓血管センター 循環器内科

【コラム】PAC不要説:合併症を増やし,患者予後を変えないモニターなんて,いらないに決まっている
遠藤 新大 東京慈恵会医科大学 麻酔科 集中治療部

【コラム】PAC必要説:やはり肺動脈カテーテルは集中治療に必要である
飯塚 悠祐 松江赤十字病院 集中治療部
讃井 將満 東京慈恵会医科大学 麻酔科 集中治療部

6. その他の心拍出量測定
小竹 良文 東邦大学医療センター大橋病院 周術期管理センター

7. 中心静脈圧(CVP):使うなら,正しく使おうCVP
武居 哲洋 横浜市立みなと赤十字病院 集中治療部

【コラム】CVP不要説:「圧」で「量」を予測できるのか?
鈴木 克典 産業医科大学 感染制御部/第1内科

8. 観血的血圧:連続波形があるから安心,では決してない!
渡辺 廣昭 札幌医科大学医学部 麻酔学講座

9. 非侵襲的血圧測定法(NIBP):
欠かせぬモニター故に,その欠点を知ろう
津崎 晃一 慶應義塾大学 医学部 麻酔学教室

【コラム】観血か非観血か,それが問題だ
内野 滋彦 東京慈恵会医科大学 麻酔科 集中治療部

【コラム】収縮期血圧と平均血圧 “血圧90”って何?
内野 滋彦
【コラム】mmHgからhPasへ
橋本 悟

10. SpO2 パルスオキシメータ
諏訪 邦夫 帝京短期大学 ライフケア学科 臨床工学専攻

11. ETCO2カプノメータ:“素敵なモニター”は実在するのか?
岩瀬 良範 埼玉医科大学大学病院 麻酔科

【コラム】ETCO2不要説:ETCO2モニターはICUに標準装備すべきか?
野本 功一 Mount Sinai School of Medicine 麻酔科・集中治療部
讃井 將満

12. SvO2,ScvO2:測定原理,臨床意義,注意点
外 須美夫 九州大学大学院医学研究院 麻酔・蘇生学

13. モデルケース:
この患者をどう管理する:私のストラテジーをお教えします
 回答1:左室拡張終期容量かつ心収縮力を最大限にする治療戦略
 藤谷 茂樹 聖マリアンナ医科大学 救急医学
 回答2:モニター値の経時的変化をもとに,臓器障害の改善を目指す
 早川 峰司 北海道大学病院 先進急性期医療センター
 回答3:全身状態が改善するまで,厳密な循環・呼吸管理でしのぐ
 大野 博司 洛和会音羽病院 ICU/CCU,感染症科,腎臓内科,総合診療科
 回答4:心拍出量に焦点を当てた循環管理
 内野 滋彦 
14. 「特集モニター」解説:モニターって何だ?
内野 滋彦

<連載>
ICUと皮膚病変
第1回:紅斑
菅谷 誠 東京大学医学系研究科 外科学皮膚科

集中治療に役立つ内科ベッドサイト診断(米国内科専門医の内科診断学)
第8回:Oncologic Emergencies(前編)
大山 優・五味 大輔 亀田総合病院 腫瘍内科

集中治療室目安箱:ナース/ME,私の言い分
第10回:チーム医療の実現と標準化が明日への鍵
中川 富美子 日本大学医学部附属板橋病院 臨床工学技士室

ICUフェローからのメッセージ
第12回:Pittsburgh雑感
酒井 哲朗 Pittsburgh大学 麻酔科

集中治療に役立つ内科ベッドサイト診断(米国内科専門医の内科診断学)
第9回:Oncologic Emergencies(後編)
大山 優・五味 大輔

集中治療に関する最新厳選20論文
柳井 真知 Division of Infectious Diseases, Veterans Affairs Greater Los Angeles Healthcare System
藤谷 茂樹

2013-12-19

207ページ 図5 下段

(誤)モニター画面では拡張期の欄に表示される
(正)モニター画面では収縮期の欄に表示される

2013-12-19

212ページ右段 18行目

(誤)向きの
(正)向きの

2011-04-14

357ページ 左段 下から3~4行目

(誤) フォンダパリヌクスは妊婦の安全性も確立されている
(正) フォンダパリヌクスは妊婦の安全性も確立されていない

脳科学を網羅する教科書

周術期管理を核とした総合誌[リサ]月刊/毎月1月発売

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