腎生理の第一人者シュライアーの名著、待望の邦訳。水電解質・酸塩基平衡など生理学の基本から、疾患の病態生理やそのメカニズムまで幅広く網羅しかつ詳細に解説。基礎と臨床の関わりを筋道立てて学ぶことができる。原著初版の刊行から35年間、版を重ねつつ新しい内容を盛り込み完成度を高め、世界中の腎臓に関心のある医学生や医師たちに広く支持されてきた、まさに信頼できる成書。腎臓専門医やそれを目指す研修医の座右書であり、内部環境恒常性の維持という観点から病態の全体像を理解する必要のある内科医全般にも有用。
第 1 章 水代謝の恒常性の異常
第 2 章 腎臓でのナトリウム排泄,浮腫性疾患,利尿薬の使用
第 3 章 代謝性アシドーシスおよびアルカローシスの病態と治療
第 4 章 呼吸性および混合性酸塩基平衡障害の病態生理と管理
第 5 章 カリウム代謝の異常
第 6 章 カルシウム,リン,ビタミン D,副甲状腺ホルモン活性の異常
第 7 章 正常および異常なマグネシウム代謝
第 8 章 レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系の疾患
第 9 章 高血圧と腎臓
第10章 急性腎障害:その発症機序,診断と治療
第11章 慢性腎臓病:症状と発症機序
第12章 閉塞性腎症:病態生理と治療を含む管理
第13章 妊娠中の腎生理および病態生理
第14章 蛋白尿とネフローゼ症候群
第15章 糸球体症