帰納的推論の復権をとなえ、
欧米で科学研究費の審査方法にまで影響を与えた
ポストゲノム時代のバイオ研究論
1 実験プログラムを定義する
2 科学プロジェクトのフレームワークとしての仮説:批判的合理主義は絶対か
3 仮説が実際的ではない科学研究の例
4 問題や問いを科学プロジェクトのフレームワークとして使う:帰納的推論への招待
5 問いに対する答えが得られたとき,それが受け入れられるものであると判断するためには何が必要か
6 実験結果をもとにして現実をどのように表現するか:モデルの構築
7 実験系を確立する
8 実験をデザインする:用語の定義,タイムコース,実験の繰り返し
9 モデルの有効性を確かめる:未来を予測する能力
10 実験プロジェクトをデザインする:実際の生物学の例
11 実験の繰り返し:モデルを構築するためにデータを集めるプロセス
12 ネガティブ対照はなぜ必要か
13 ポジティブ対照はなぜ必要か
14 方法と試薬の対照
15 研究対象の対照
16 仮定対照:実験を組むときに入りこむ「仮定」に対する対照
17 実験者対照:客観性の確立
18 生物学における経験主義について
19 まとめ