1 はじめに
Ⅰ 病気のパターンと文化のパターン
Ⅱ 疫学と医療人類学
Ⅲ 文化疫学的アプローチの応用
2 人類学と疫学の統合的アプローチの源流
Ⅰ 19世紀における社会環境に対する科学的関心
Ⅱ 疫学と医療人類学の共同
Ⅲ 人類学と疫学を統合した21世紀の研究の状況
3 疾病のパターンと仮定:変数を解剖する
Ⅰ 疾病パターン概念の起源と意味
Ⅱ 変数の定義と測定における仮定
Ⅲ 「人」について
Ⅳ 「場所」について
Ⅴ 「時」について
Ⅵ 結論
4 測定とバイアスにおける文化的問題
Ⅰ はじめに
Ⅱ 疫学におけるバイアスと人類学におけるバイアス
Ⅲ 社会的交換としてのデータ収集
Ⅳ データ収集と記憶の限界・曖昧さ
Ⅴ 臨床試験の社会的,文化的側面
5 コレラ研究に対する人類学の貢献
Ⅰ 下痢症の蔓延:疫学にとっての意味
Ⅱ コレラ:下痢性疾患のいわゆる自然史
Ⅲ ラテンアメリカにおけるコレラ:疾患の社会文化史
Ⅳ 結論:コレラは徴候か?
6 コミュニティの健康増進における人類学と疫学の共同
Ⅰ はじめに
Ⅱ 公衆衛生的介入におけるコミュニティ
Ⅲ ポピュレーション介入における人類学の役割
Ⅳ 介入研究のツール:ランダム化比較試験の人類学的考察
Ⅴ 最後に
7 リスクの認識と表現
Ⅰ リスクについての一般人の考え方と専門家の考え方
Ⅱ リスク,脅威,安全のコミュニケーション
Ⅲ いくつかの教訓と機会
8 最後に
Ⅰ 疫学,証明,判断
Ⅱ 疫学と人類学の有益な共同のために