Hospitalist(ホスピタリスト)2013年1号

特集:ホスピタリスト宣言
  • 入院患者がますます複雑多様化する現代において、最新の医学知識のみならず、心理面・社会面を含めた、幅広い知識とエビデンスに基づく全身管理を提供する必要がある。
  • そこで、病院医療の中心にあって、患者のベストなアウトカムへ向け、患者・家族・コメディカルをリードし、専門科をコンダクトしていく病棟ジェネラリスト=ホスピタリストが、今求められている。

  • 本誌では、患者を総合的に診るために、日常臨床でホスピタリストに求められる知識・能力、加えて専門科との真の協働を可能にすべく、そうした知識・能力の裏付けをも提示。

  • メインの特集では、疾患別にテーマを選び、診断のストラテジー、専門科へのコンサルトのタイミングなど、臨床の場での“ものの考え方”を具体的な症例も交えて解説。エビデンスに基づいた世界標準の医療を示し、豊富なリファレンスで幅広い知識を提供。

  • また、これらの知識・能力を、それぞれの地域における病院の果たす役割、状況にあわせて応用していく力、日本型ホスピタリストの真価となる“応用力”を培う。

  • 対象読者は、ホスピタリストを志す(後期)研修医をコアとし、総合内科・各科専門医をはじめ、これからの日本の医療を担い支えようとする医学生。


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¥5,060 税込
責任編集: 平岡 栄治 東京ベイ・浦安市川医療センター 総合内科 八重樫 牧人 亀田総合病院 総合診療・感染症科
ISBN
978-4-89592-935-6
刊行年月
2013/9/1
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はじめに “Hospitalist”のホスピタリスト宣言
  平岡 栄治 東京ベイ・浦安市川医療センター 総合内科
1. 米国におけるホスピタリストの現状と問題点:不評を買ったシステムがなぜ全米に広がったのか
  石山 貴章 St. Mary’s Health Center, Department of Hospital Medicine
[コラム] 英国での現状と問題点:Hospital Medicine In the United Kingdom
  James C. Thomas 慶應義塾大学医学部 クリニカルリサーチセンター
  押味 貴之 日本大学医学部 医学教育企画・推進室(医学英語)
2. 家庭医,General Practitioner,プライマリケア医,ジェネラリストとは
 ①その定義からみえてくるもの
   岡田 唯男 鉄蕉会 亀田ファミリークリニック館山
 ②ホスピタリストと家庭医との相違点
   八重樫 牧人 亀田総合病院 総合診療・感染症科
3. ホスピタリストに必要な能力総論:Healthcare Systemsの視点から病院医療を体系的にとらえる
  藤谷 茂樹 東京ベイ・浦安市川医療センター/聖マリアンナ医科大学 救急医学
[コラム] 地域連携ネットワークの活用と医療ソーシャルワーカー
  前田 小百合 三重県立志摩病院 地域連携センター 医療福祉連携課
  藤谷 茂樹

Healthcare Systems各論
4. リーダーとしての能力:注目すべき emotional intelligence
  石山 貴章
5. 教育者としての能力:教育者は生まれるものではない,育てるもの
  筒泉 貴彦 練馬光が丘病院 総合診療科
6. コミュニケーション能力:大工と話すときは,大工の言葉を使え
  清田 雅智 飯塚病院 総合診療科
7. EBM能力
 ①ホスピタリストに必要なのはエビデンス?それともEBM?
   山田 徹 東京ベイ・浦安市川医療センター 総合内科
 ②日常で遭遇するclinical questionの体系化:clinical question map
   石丸 直人 明石医療センター 内科
 ③ジャーナルクラブをはじめよう!
   八重樫 牧人

解説:日本型ホスピタリストが次代の病院医療を担う
   八重樫 牧人

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