長く高い評価を得ている精神科面接の実践マニュアルが7年ぶりに改訂。医師と患者の臨場感にあふれる会話例を多数引用。面接の基本原則を学べる。「家族ならびに他の情報提供者との面接」を新章として追加するなど内容がより充実した。DSM-5にも訳注で対応。若手精神科医のみならず、臨床心理士、精神保健福祉士、看護師、およびその学生に幅広く有用。
第I部 効果的な面接のための一般原則
1 初回面接:概説
2 事前準備:面接の前に行うべきこと
3 治療同盟:いかなるものか なぜ重要なのか いかにして確立するか
4 質問のしかた(1):患者を脅かす話題へのアプローチ
5 質問のしかた(2):患者に思い出させるコツ
6 質問のしかた(3):流れを損なわずに話題を変える方法
7 面接をいやいや受ける患者に対する技法
8 しゃべりすぎる患者に対する技法
9 詐病患者に対する技法
10 思春期の患者に対する技法
11 家族ならびに他の情報提供者との面接
12 その他のやっかいな状況に対する技法
13 診断面接に有用な精神力動論
第II部 精神科既往歴
14 現病歴の聴取
15 精神科病歴聴取に含まれる項目
16 一般身体疾患のスクリーニング
17 精神科における家族歴
18 生活歴と発達歴の聴取
第III部 診断のための面接:精神医学的症状評価
19 DSM-IV-TRの覚え方
20 診断面接:仮説検証の技術
21 精神的現症の診察
22 自殺念慮と殺人念慮の評価
23 気分障害の評価(1):うつ病性障害
24 気分障害の評価(2):双極性障害
25 不安障害の評価
26 アルコール依存と薬物乱用
27 精神病性障害の評価
28 認知症とせん妄の評価
29 摂食障害と身体化障害の評価
30 注意欠如・多動性障害の評価
31 パーソナリティ障害の評価
第IV部 治療のための面接
32 患者教育
33 治療計画の交渉
34 面接結果の記述
付録
A 精神科面接ポケットカード
B 面接のための書式集
C 患者教育用パンフレット