はじめに|再び感染症について----さらに一歩深く,広く!
岡本 耕 東京大学医学部附属病院 感染症内科
① トラベルメディスン
1. 直近の海外渡航歴がある人の発熱診療の進め方:鑑別を絞り込むのに欠かせない5 steps
忽那 賢志 国立国際医療研究センター病院 国際感染症センター
2. 旅行者に対するアドバイス:どのようにリスクを評価し,どのような対策を提案するか
竹下 望 国立国際医療研究センター病院 国際感染症センター
② IDコントロール
1. 薬剤耐性(AMR)総論:我々は今,どのようなアクションを起こすべきなのか?
関谷 紀貴 がん・感染症センター都立駒込病院 感染制御科/臨床微生物科
具 芳明 国立国際医療研究センター病院 AMR臨床リファレンスセンター
2. 多剤耐性菌:最新の疫学から治療のコンセプトまで
原田 壮平 がん研有明病院 感染症科
③ 免疫不全
1. 免疫不全を疑うシチュエーション,および診断の進め方:まずは原発性 vs. 二次性を考える
小川 好子 Center for Allergy & Asthma of Texas
2. 非感染症医にも知っておいてほしいHIVの基礎知識:典型的なプレゼンテーションと診断,併存疾患のマネジメント
谷口 俊文 千葉大学医学部附属病院 感染症内科/感染制御部
④ 疾患各論
1. 不明熱:いかにして「不必要な不明熱化」を減らし,基本の診療能力をもとに診断のヒントを得るか
佐田 竜一 亀田総合病院 総合内科/内科合同プログラム
2. 骨髄炎:診断のポイントと治療の原則,合併しやすい膿瘍疾患を押さえる
千原 晋吾 Virginia Mason Medical Center
3. リケッチア感染症:日本紅斑熱とツツガムシ病をどのように疑い,診断・治療するか
山藤 栄一郎 亀田総合病院 総合内科/長崎大学熱帯医学研究所
4. 帯状疱疹:高齢者や免疫不全者,眼部帯状疱疹の患者では特に注意したい!
山口 征啓 健和会大手町病院 総合診療科/感染症内科
5. 糖尿病性足病変:DFIとその合併症の評価・マネジメントの進め方
相野田 祐介 三井記念病院 感染制御部
6. カテーテル関連血流感染症(CRABSI):実臨床をふまえた診断と治療,予防の基本的アプローチ
藤田 裕晃 荏原病院 感染症内科/東京医科大学病院 感染制御部
中村 造 東京医科大学病院 感染制御部
7. ホスピタリストがみる性感染症:梅毒,淋菌,PIDの診断・治療戦略
笹原 鉄平 自治医科大学医学部 感染・免疫学講座 臨床感染症学部門
8. Killer throat:見逃せない咽頭痛:鑑別すべき7つの原因疾患を概説する
關 匡彦 奈良県総合医療センター 救命救急センター
2017-11-13
【正誤表】下記の箇所に誤りがございました。ここに訂正するとともに, 読者の方々に深くお詫びいたします。
520ページ 左段上から3行目
(誤)日本紅斑熱は治療しないと致死率が
(正)ツツガムシ病は治療しないと致死率が
2017-10-13
【正誤表】下記の箇所に誤りがございました。ここに訂正するとともに, 読者の方々に深くお詫びいたします。
452ページ 表8下段
「2014年の耐性率」の列
(誤)0.48%
(正)48%
(誤)0.51%
(正)51%
(誤)0.45%
(正)45%
(誤)0.17%
(正)17%
(誤)0.1〜0.2%
(正)1〜2%