本当は教わりたかったポータブル胸部X線写真の読み方 - サクッと読めて,ガツンとわかる7日間特別講義 -

え!?ここまでわかるの?
知って得する胸部ポータブルの“臨床の知”

系統的に学ぶ機会がなく、限定的にしか活用されていないポータブル胸部X線写真の読影について、7日間の特別講義と2日間の補講を通じてやさしく学べる入門書。読影手順・正常像の理解から、胸水、肺水腫、無気肺、肺炎、気胸など、臨床に役立つポータブル写真の読み方をCTとの比較や指導医と若手の会話を交えながら噛み砕いて解説する。ポータブル写真の読影に日常的に携わる、救急・集中治療医、病棟医におすすめ。



 

¥4,730 税込
編著:松本純一 聖マリアンナ医科大学 救急医学 救急放射線部門 著: 細井康太郎 聖マリアンナ医科大学 放射線医学 三浦剛史 東京女子医科大学八千代医療センター 画像診断・IVR科
ISBN
978-4-8157-0168-0
判型/ページ数/図・写真
B5変 頁286 図24・写真349
刊行年月
2019/9/26
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1日目 読影手順およびCTと対比した正常像の理解
2日目 カテーテル・チューブ類
3日目 重症患者における水の動きと浮腫,胸水
4日目 水力学的肺水腫:心原性と容量負荷性の肺水腫
5日目 無気肺・肺炎
6日目 気胸
7日目 ARDS
補講1 外傷ポータブル
補講2 腹部単純写真

皆さん,はじめまして! 松本純一です。『サクッと読めて,ガツンとわかる,を目指したこの本,『誰も教えてくれなかった ポータブル胸部X線写真の読み方』へようこそ!
 この本をお読みいただこうとしている皆さんにはいろいろな方がいらっしゃるでしょう。少し読影に自信がついてきたけれど,もっと読めるようになりたい方,ゼロから出発しようとしている方,はたまた医師だけではなくて胸部写真に興味を持っていただいた看護師や放射線技師の方。さまざまな職種の方,目的の方に向けてこの本は書かれています。
 ポータブル胸部写真っていうけど,ちょっと難しいんじゃない? と思われている方,そんな心配はいりません。読影になれている方には新しいエッセンスを,はじめてに近い方にもポータブル胸部写真に少しでも慣れ親しんでいただきたいという,われわれの想いを込めています。しかも,ただ読みやすいだけではなく,ちょっと調べたいときにも探しやすく,しかもしっかりと理解できるように構成しました。それこそが『サクッと読めて,ガツンとわかる(理解できる)』の所以です。
 目次を見ていただいて,興味あるページから読んでいただいても構いませんが,1日目から読んでいくことで重要なポイントを掴みながら進んでいくことができます。
 ちなみに,表題のMAKE PORTABALE CHEST X-ray(pCXR) GREAT AGAIN!,どこかで聞いたことがあるような文言です。要はもう一度,ポータブル胸部写真の重要性をしっかり考えてみよう,という気持ちを込めています。
 さあ,みなさん,私と一緒に胸部ポータブルの世界へ出発しましょう!

2019年9月
松本純一

2020-06-25

【正誤表】下記の箇所に誤りがございました。ここに訂正するとともに, 読者の方々に深くお詫びいたします。

91ページ 下から1行目
(誤)ここまで出てきた所見を一つ一つ追っていきます(図3-18)。
(正)ここまで出てきた所見を一つ一つ追っていきます(図3-15)。

91ページ 下から8行目
(誤)臥位の場合,非常に大量の胸水を示唆する所見です。
(正)臥位の場合,非常に大量の胸水を示唆する所見です(図3-16)。

94ページ 上から8行目
(誤)しかし,この後,図3-22でも示しますが、
(正)しかし,この後,図3-23でも示しますが、

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